オタクが彼女に振られた話

※これは2020年4月10日に書いた記事です
 
 
 
 

コロナの影響で無人の花見が行われる中、今日遂にこの日が来た。

 
出会いは部活で、2年の新歓時期に同じ席で飲みまた帰り道が同じだった事で自然と話すようになった。最初は一知り合いでしかなかったが、ある帰り道で身の上話をされた事でキモヴォタク陰キャ彼女なし=年齢の僕は恋に落ちた。だが卑屈で自己否定をし、自信のない長澤りょうたは元来自分を語る事を嫌い、人を誘うことすらしない。なんなら自分は特◯学級生徒で関わってくれる人はそのお世話係なんて思った時期もあった。そんな自身が浪人期に人を信じガ◯ジからTDN人になった。それでも卑屈で自己否定しがちな点は直らないが自分を騙り勇気を出して誘い2人でご飯に行き花火大会で付き合うことになる。それからの日々は新鮮で楽しく、幸せだった。
 
付き合い半年も過ぎ脱オタクし続け、授業日延長がなければ学部3年として新しい生活を送ることになる4月の6日にLINEが来た。
 
「話し合いことがある。喫茶店か、コロナが怖ければどっちかの家で話したい。」
 
唐突だった。寝起きだったので「たくさん話したいから喫茶店か家で会お♪」なんて感じに見えたが二度見して真っ白になった。
 
一気に腹痛になり下痢が出、指の震えが止まらなくなった。少し考え第三者の喫茶店よりどちらかの家の方が情が残るだろうと思い家を選択した。それから知り合いに相談し会ったが「上手くいけばヤレるやん」「気合い」とたいした助言は得られず結局ネットで「別れ話    彼女」なんて情弱極まりない調べ方をしどうにか別れを回避しようとした。
 
話し合いは冷静に、相手の意見を聞く、すぐ反論しない、別れることを拒否し過ぎない、なぜ別れたいか、そこから解決策を見つける、謝る、楽しかった事を振り返る、やり残した事を伝える etc.
 
これらを元に反芻しどう対応するか4日間考えた。何かしなければ落ち着かないのもあり部屋を掃除し、筋トレをし今日も迎えた。
 
(元)彼女を家にあげ、いつ話がされるかと思ってたらすぐに試合?が始まった。最初に話されたのはこうだ。
 

 

「1ヶ月前から好きじゃなくなって会うのもしんどくなった。今は自分の事に集中もしたい。寧ろ自分の事しか考えられない。いきなりだけど考えたことだから受け入れてほしい。」
 

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訳がわからなかった。いきなりアッパーでKOを狙ってきた。唐突なLINEからの唐突な理由で今まで考えた策が全て駄目になった。「自分の何かがダメだった?少し部活落ち着いてから考え直さない?」と言っても「分からない、答えも変わらない」の一点張り。つか何勝手に完結させたんだ??只でさえ精神バグってる中でこんなチーミングされたらどうしようもなくなる。
 
童貞界の巨匠である僕の理想の恋人像は「二重、派手すぎない、気は強すぎない、メンヘラ、タバコを吸わない、お酒は嗜む、(処女)これでいて自然な関わり合いからの恋」という十拳の剣に匹敵するような女の子であったが見事に()こみで当てはまった子であった。しかしメンヘラとは「相手に依存するメンヘラ」と「自分の中に溜め込み勝手に病むメンヘラ」の二種類が存在し(勿論両方持つメンヘラもいるだろうがそれでも比重でどちらかに分類できるはず)、僕が求めたのは前者だが相手は後者でありこの差がこの訳の分からない言葉をを生み出したと言っても過言ではない。
 
とは言え諦めもつかないので楽しかった事を振り返りあの時こうすればよかった、これから一緒に色んな事やりたかった、なんて話しても何も変わらなかった。
 
こうやって硬直時間が1時間経ちどうにか辿り着いた一つの理由は「2人で会う時も気が張ってた。相性が合わなかった。だが直った所でこの気持ちは変わらない。」
 
ここら辺で諦めもつき感謝の言葉を言い、すごく頑固だね、これから気まずくなるね、なんて少し笑い話をして、再度「別れてください。」と言われ、頷いた。1時間40分に及ぶ(負け)試合が終了した。何にも出来なかった。長時間の説得はマイナスにしかならないとはいうがそうならざるを得なかった。ここから入れる保険及び対処法を教えて下さい。彼女は自分家を出て行き、陰キャの恋は終わりを告げた。
 
 
元カノ(この響きを使えるの皮肉だけどいいね。。。)が帰ってからひとしきり泣いた。「唐突で理由のない別れ話は好きな人が別に出来たから」とネットにあり脳が粉々に破壊されかけた。(同じ部の人間だったらネタ抜きに植物人間になる)
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そして相談?してた友達から電話が来た。20分ほど話したが「友達が来た」と言われ切られた。うんち!wって大声連呼しすぎてレンコンになったわね…(大蛇丸)(大声連呼と大崎甜花で韻を踏める)こんな感じで舐められてるが正直友達には恵まれていて今日明日は慰めてもらっている(ことになっている)(なお今日はなぜかシャニ1stライブをみている)。友達が出してくれたワインがクリスマスや自分の誕生日で飲んだ事を思い出させ泣きかけた。シャニライブ終わりの挨拶で泣いてるオタクがいたがなぜ僕の涙と彼らの涙ではあんなに違うのだろう。分かりきっている。つか慰められなかったけど笑
 
 
これからどうしようか、コロナで何か出来るわけではないのが辛い(言い訳にしかすぎないけど)。無の時間を無で過ごしそうで怖い。陰キャの僕には出会いがないが、かと言って出会い系サイトに手を出すほど気持ちは切り替わっていないしそもそも出会い系自体に抵抗があるメルヘン老害である。(やはり関わっていく中で恋に落ちたいw)もうどうしようもないので早く次の恋に移れるよう時間に頼るしかない。そして次こそ上手くいくよう自分を変えなければならない。
 
(関係ないわけではないがμ’sのfinalライブを思い出す。多分似たような虚無を生み出した。それでも案外すんなり次に移れたのはラとは無関係の学生生活の充実(忙しさ)とサンシャインという新たな居住地にあるのではと思った。結局これも時間の経過と新たな心の拠り所というだけだが。)
 
・余談
脱オタクを目指したりょうたには何も残っていない。
「・・・何にも無い・・・私には何にも無い・・・!!!」
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心の中の島村卯月が蕎麦をすする…
 
 
分かりきった事だが、アイデンティティとは他人ではなく自己成分で形成するものである。なので脱オタクというのは自身を変える、新しい趣味を作る事ですることであり彼女という生ものを代替にしてするべきではない。再オタク化しようとしてもギリ曲とライブだけでキャラ、キャストに時間と気持ちを注げるほど心はない。オタクというアイデンティティは戻らない。
 
それと同時に彼女を作ったからといって卑屈が治るわけでもない。最初の一時期は自己肯定出来るがちょっと別の男と話すだけで嫉妬し自分相手共に信じられなくなる。自分だけかもしれない。知らん。また愚かなりょうたは説得する事のみを考え、万一別れた後の事を考えてなかったのだ。なので何か案あればください(ユーチューブのコメ乞食)
 
 
 
・終わりに
これは初めてのブログであり、かつ自分の気持ちを整理する事を目的としてるのでとても見辛い駄文です。もし見てくれる人がいれば有り難いし許してほしい。またそもそも付き合う事なんて中学高校でするものなので経験済みのオタクは「しょうもなw」と見下してください。コロナか自分の気持ちが落ち着けば次は流行りの風俗体験記でも書いてみようと思う。
 
 
 
 
 
 
 
 
付き合った日に行った花火大会は今年中止する事が今日発表され流石に草生えた。 サンキューコロナ